
NCI-60パネルは、さまざまながん細胞株を集めたパネルであり、抗がん剤活性を評価するため、創薬における最も重要なツールの1つです。細胞株は分子生物学的アッセイなど一般的に使用されますが、NCI COMPAREデータベースなどのバイオインフォマティクスと組合せると、NCI-60パネルから得られた結果は、新規化合物に対する薬効メカニズムを推定することも可能です。大規模な化合物の種類に対する薬効評価は、最初に単一の濃度でテストされます。細胞増殖阻害や細胞毒性を示すヒット化合物は、希釈系列を作成して複数の細胞株に対して詳細にプロファイリングされます。
テカンとドイツのバイオ企業European ScreeningPort GmbHは、このセルベースのアッセイソリューションを実証するプロトコルを開発しました。自動化された液体分注処理から検出までセルベースアッセイの専門知識を組み合わせて、高速で信頼性の高い完全自動化アッセイを提供します。Fluentを用いたサンプル調整を行った後に、ルシフェラーゼ検出による細胞ATPの測定(CellTiter-Glo®、Promega)を用いて細胞生存率を測定しました。
生細胞での薬効評価を検討されている方におすすめです。
※本文は英語です
【関連資料】