
プラスミドDNAの抽出は分子生物学の研究では基本的な手順であり、目的の遺伝子を強制発現したりノックダウンさせるのに重要な作業です。特にタンパク質精製のアプリケーションでは、大量の細菌培養が必要になる場合が多く、目的のプラスミドを精製できる効率的な技術が必要になります。
QIAGEN社のQIAprep®キットはコストを削減しながらも迅速にプラスミドDNAを調製します。このキットは手動であっても使用可能ですが、更なるハイスループットと精度を向上させるために自動化の導入が推奨されます。例えば製薬業界では、1日に数百サンプルを処理する必要があり、これらを全て手動で行うと時間もコストもかかり、さらには試薬を入れ間違えるリスクもあります。しかし、テカンのResolvex® A200を使用すれば精製のワークフローを全て自動で行うため、間違えることなく均一かつより正確な結果を短時間で得ることができます。
このアプリケーションノートではResolvex A200とQIAprepをどのように使用してE. Coli (大腸菌)からのプラスミドDNAの抽出を自動化できるか説明しています。
プラスミドDNAを用いてさまざまな遺伝子に対する強制発現系やノックダウン系の構築を行っている方、研究の一部を自動化したい方、QIAGEN社のキットを既にご使用の方はぜひ一読ください。
本文は英語です。
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