ライフサイエンス機器や診断機器を新たに市場へ投入するには、多くの場合、長い年月と大規模な投資が必要です。機器の特性や市場での受け入れ状況によっては、計画から実用化までに数年を要し、その過程ではさまざまなリスクが生じます。開発者は往々にして、初期コンセプトの構築やコスト削減に重点を置きがちですが、機器のライフサイクル全体にかかるコストまでは十分に考慮されないことがあります。ところが、多くの機器は10年以上使用されるため、初期投資に加えて長期にわたる運用コストが、開発者とエンドユーザー双方の財務に大きな影響を与える点を見逃してはなりません。
そこで考慮すべきなのが総所有コスト(Total Cost of Ownership, TCO)という考え方であり、機器の全寿命にわたる関連コストを評価する手法です。
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