技術資料・マニュアル

スウェーデンのUniversity of Agricultural Science and Linnean Centerで植物学を研究するJordi Moreno-Romero氏をインタビュー

Spotlight on Science Understanding Epigenetic Mechanisms in Endosperm Development

スウェーデンのUniversity of Agricultural Science and Linnean Centerで植物学を研究するJordi Moreno-Romero氏をインタビュー

種子の発達を制御する遺伝的およびエピジェネティックなメカニズムの研究を行っています。 彼らの目的は、受精後に多くの顕花植物の種子内で生成される栄養組織である胚乳の発達上の役割を理解することです。 胚乳は、哺乳類の胎盤で起こるのと同様に、胚の成長をサポートする役割を果たします。 ClaudiaKöhlerのグループでのMoreno-Romero氏の研究は、胚乳の発達の初期段階におけるエピジェネティックな制御を特定することに焦点を当てていました。そのため、組織固有のエピゲノムプロファイルを解析できる初期胚乳の精製方法を確立する必要がありました。

シロイヌナズナのようなモデル植物を扱うことで解析は比較的簡易的となっていますが、実験に使用するのは非常に小さな種子と、核の少ない小さな胚乳だけです。 さらに、エピジェネティックな変化の起源を追跡するために、親植物の手動受粉を行う必要があります。この工程により使用できる材料が制限されるという面倒な手順です。

このため、ライブラリの準備にテカンゲノミクスのUltralowシステムを使用することは大きな助けになりました。 テカンゲノミクスの技術サポートにより、少量のサンプルを使用した場合でも、Ovation® Ultralow Methyl-Seq Library Systemsを使用したDNAメチル化ライブラリーとOvation® Ultralow Library Systems V2を使用したChIP-seqのライブラリーをセットアップすることができました。

テカンゲノミクスは植物学の分野でも活用できます。その一例をピックアップしているので似た研究を行っている方にとってヒントとなる事例です。

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