
バイオ医薬品業界におけるダウンストリームプロセス開発では、Repligen社のOPUS RoboColumnが広く使用されており、一般的に細胞培養サンプルの精製に用いられています。プロセス開発アプリケーションでは、最終的により大規模なクロマトグラフィーカラムを使用したスケールアップを実施するため、RoboColumn による精製がスケールアップ可能であることが重要となります。
本アプリケーションノートでは、Fluent® 自動分注ワークステーションを使用したOPUS RoboColumnによる小型並列処理タンパク質精製と、 ÄKTA® avantを用いたHiScreenカラム(共にCytiva 社)によるラボスケール精製から得られたモノクローナル抗体の精製収率および品質を比較しました。
その結果、FluentのTe-ChromモジュールにOPUS RoboColumnを装着することで、モノクローナル抗体生成の自動化が可能であること、またスケールアップ後もラボスケールと同等の品質の抗体を精製可能であることを示しました。
こんな方におすすめ
- 精製プロセスの最適化や自動化に関心がある方
- スケールアップによるラボスケールの品質維持に課題をお持ちの方
- バイオ医薬品開発の効率化や品質向上を目指している方
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