技術資料・マニュアル/ Document

【アプリケーションノート】血漿プロテオミクスのためのシンプルな自動サンプル調製

Resolvex i300 を搭載したFluent自動分注ワークステーションによるENRICH-iST 自動化操作

【アプリケーションノート】血漿プロテオミクスのためのシンプルな自動サンプル調製

血漿プロテオーム解析における、最も標準的な手法である質量分析(MS)は、何千種ものタンパク質を同時に同定・定量できる感度と選択性を有することで知られています。しかし、その一方で血漿プロテオームの複雑さやタンパク質の存在量の幅広さに起因するいくつかの課題も存在します。特に、量の少ないタンパク質の解析には、高度なサンプル調製技術が必要となり、また大規模サンプルコホートの場合、マニュアルで操作をするには時間を要し、生産性に問題が生じることもあります。

本アプリケーションノートでは、 PreOmics社のENRICH-iSTを用いて、低存在量タンパク質の濃縮と網羅的なプロファイリングの自動化ワークフローについて紹介します。Fluent®自動分注ワークステーションとResolvex® i300モジュールを組み合わせることで、マニュアル操作による負担を軽減し、サンプル調製の効率化を実現するとともに再現性の高い結果が得られることを検証しています。

こんな方におすすめ

  • PreOmics社のENRICH-iSTを用いたMSの前処理を自動化したい方
  • 低存在量や未知のタンパク質を同定・定量したい方
  • 網羅的かつ正確なプロテオーム・プロファイリングをしたい方

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