全血サンプルの分析は、生理学的および病理学的な状態を検査する重要なサンプルです。次世代シークエンサーを使用した全血からのトランスクリプトーム解析は疾患の存在や、進行度を判断するためのバイオマーカーの特定に役立つ手法です。しかし、全血サンプルでmRNA-Seqを行う際の課題としてグロビンのmRNAが約80%と大量に存在しているため、目的の遺伝子発現解析を行う上で低いS/N比となり解析が困難になります。そのため、グロビンのmRNAなど解析に不要な遺伝子を除去して解析する必要があります。
テカンのライブラリー調製キットUniversal Plus™ mRNA-SeqはヒトのグロビンmRNAの除去を可能にするHuman Globin AnyDeplete®を備え、全血サンプルからmRNA-Seqのワークフローを可能にするキットです。このアプリケーションノートではこのUniversal Plus mRNA-Seqワークフローの有効性について詳しく説明します。
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