このたび、国立がん研究センターにて開催される「日本患者由来がんモデル学会 学術集会2025」において、以下の通り講演を行う運びとなりました。
【企業講演3: 生体由来サンプルを用いた各種試験の自動化技術】
日時:2025年12月18日(木) 13:00~13:50
演者:テカンジャパン株式会社 営業企画部 城戸 康政
<要旨>
細胞や血液、尿といった生体試料をもとに各種オミクス研究へつなげよう、という試みは長年続いています。その需要にこたえるべく理化学機器メーカーの技術開発は目覚ましいものがあり、データを数値化する各種分析/検出装置は毎年のように新製品が発売されています。
そのような中、ハイスループット化する分析装置に与えるサンプルの準備がボトルネックとなって、せっかく設置した高額な分析機器がサンプルの準備を待機しているということが起き始めてしまいました。これらの分析装置の稼働率をあげるため、これまで手作業で行ってきた生体試料の前処理を規模化するために、自動化や自動分注機が注目されるようになってきました。
その一方、メカトロニクスとソフトウェアからなる機械は、生体試料の取り扱いが苦手だという一面があります。これは自動化装置が繰り返し動作を得意とする一方で、量や粘性のように物性の個体差があるサンプルに対して、動作ごとに分注の位置や速度を個別最適化できないためです。実際のところ、ヒトによる手作業のピペッティング動作は極めて複雑なことを意識/無意識的に行っており、これをXYZ軸方向の直線的なモーター動作で再現できなければ、手作業と同じデータが得られない・・ということが容易に起きてしまうのです。
本講演では、このようなトレードオフをどのようにバランスをとりながら、生体試料をもとにした各種試験の規模化を図っていくのか?といったテーマについて、事例を用いながら技術紹介をできればと考えております。
【日本患者由来がんモデル学会 学術集会2025 開催概要】
会場:国立がん研究センター 新研究棟1階(東京都中央区)
会期:2025年12月17日(水)~19日(金)
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